列車内で乗客を突き飛ばす外国人配信者。さらには、カラオケ店に向けて花火を乱射。
日本で悪質な行為に及んだ外国人配信者に今、SNSで批判が殺到しています。

問題の動画が配信されたとみられるのは9月22日。
スペインから来たという外国人男性が、列車内の優先席に座り、ライブ配信を始めました。

すると、後ろに座っていた乗客の男性が近寄っていき、男性は配信者の胸を小突き「うるさい!」と注意しました。

しかし、撮影をやめない配信者。

男性は再び近づいていき、「うるさいと言っているだろ」と注意すると、突然、配信者が男性を突き飛ばしました。
背後から押された男性は座席に倒れ込んでしまいます。

外国人配信者:
覚悟してもらわないとな、覚えておけよ!

現場に駅員が駆け付けると…。

乗客:
暴力を振るいました、私に暴行しましたから。冗談じゃない!みなさん待っている。

再びトラブルを起こさないよう、配信者は車掌の目が届く座席に移動を命じられました。

動画が撮影されたのは、佐賀県のJR鳥栖駅で停車中の列車。
このトラブルの影響で、列車は5分遅延したといいます。

この配信者による迷惑行為の動画は他にも。

カラオケ店に向かってロケット花火を乱射して大騒ぎ。
人に花火が当たれば大きな事故にもなりかねない危険な行為です。

さらに、青森県内とみられる神社では、仲間と一緒に建物内に侵入。
飾られている絵や置き物などを物色していました。

さらに、さい銭箱を揺するなどしていました。

この迷惑配信者に出身地のスペインからも、「許しがたい行為だ」「あなたは男性を襲った。言い訳は通用しない」など批判の声が相次ぎました。

騒動後、外国人配信者は謝罪動画をネットに投稿。

外国人配信者:
私の行った行動は正しくなく、ひどいものだった。

ただ、トラブルについて謝罪したものの、列車内で男性を突き飛ばしたことには「防御しただけ」と主張しました。

JR九州は「イット!」の取材に対し、「列車内において、他のお客様の迷惑となる行為や安全を損なう行為を禁止しています」と注意を呼びかけています。

番組は外国人配信者に取材を申し込みましたが、現在までに返事はありません。