自民党は、総裁選挙で陣営間の対立をあおりかねない事案があったとして、各陣営の責任者を厳重注意しました。

自民党総裁選挙管理員会の逢沢委員長は29日、「陣営間の感情的対立をあおる恐れのある事案に対し、陣営の選挙責任者に厳重注意を行った」とする声明を出しました。

名指しはしていないものの、小泉農水相の陣営による配信動画へのコメント投稿要請などが念頭にあるものとみられます。

こうした中、自民党と立憲民主党の幹部が国会内で会談し、新総裁が決まり次第、召集日を決め、10月14日以降の早い時期に臨時国会を開くよう求めました。

立憲民主党・笠国対委員長:
臨時国会が開かれていない、政治空白。これは自民党の責任である。

首相を指名する選挙については、野党がまとまらず、自民党の新総裁が選出される公算が大きくなっています。

一方、総裁選の投開票日まで残り4日となる中、議員票や党員票の獲得に向けた動きが活発化しています。

小林元経済安保相は、東京・有楽町駅前で自らを支援する議員らと街頭に立ち、政策を訴えました。

茂木前幹事長は、議員会館をまわり、国会議員や秘書などに支持を呼びかけました。

林官房長官は、自らもプレーする「ピックルボール」と呼ばれる球技について、バドミントンの元日本代表選手と対談したほか、公務をこなしました。

高市前経済安保相は、東京・永田町の議員会館で、2024年の総裁選で支援を受けた麻生最高顧問と約20分間会談しました。

小泉氏をめぐっては30日、2024年の総裁選に出馬した上川前外相が支持する考えを表明しました。

小泉氏は農水相として国際会議に出席するため、10月1日にフィリピンに向かう予定です。

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