ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏がトランプ大統領に「賞を譲りたい」と発言する中で、ノーベル研究所は「賞は譲渡できない」とする声明を発表しました。
マチャド氏は1月、アメリカのFOXニュースに出演し、トランプ大統領に「ノーベル平和賞を譲りたい」と発言しました。トランプ大統領も1月13日か14日に、マチャド氏と会談する予定だと明らかにしています。
こうした中、ノーベル平和賞の運営を担うノーベル研究所は9日、賞の扱いに関する声明を公表しました。
声明では、「ノーベル賞は発表された時点で最終的に確定し、取り消すことも、分け合うことも、他者に譲渡することもできない」としています。
ノーベル研究所によりますと、アルフレッド・ノーベルの遺言やノーベル財団の定款には、授与された賞を撤回したり変更したりする規定はなく、授賞の決定に対する不服申し立ても認められていないということです。
研究所は、声明の中で特定の人物や発言には言及していませんが、マチャド氏の発言を背景に、ノーベル賞の扱いについて制度上の原則を改めて示した可能性があります。