国内の金の販売価格の代表的な指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格は、29日午前9時30分の時点で、前日に比べて78円上昇し、1グラムあたり2万を初めて超える2万18円の最高値をつけたが、午後2時時点の小売価格はさらに上昇し、2万133 円に達した。

9月中旬にアメリカが利下げを決め、追加で金利を引き下げていくとの見方が広がるなか、金の価格は右肩上がりになっている。

高金利だったドルの魅力が薄れ、金利のつかない金の需要が増えていて、田中貴金属工業は「中東・ウクライナなど国際情勢で不安要素が多いことも相場を押し上げている」としている。

プライムオンライン編集部
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