東京の両国国技館で行われている大相撲秋場所。13日目の26日、鹿児島・西之表市出身の東幕下20枚目、島津海が幕下優勝を決めました。
12日目を終わって6戦全勝と優勝争いの先頭を走っていた島津海はこの日、同じ6戦全勝の東幕下50枚目、大雄翔と対戦しました。
「この取組の勝者が幕下優勝であります」という場内アナウンスが流れ観客の拍手が起こる中で迎えた大一番。島津海は、相手の強烈なのどわに苦しみながらも、相手が引いた一瞬のすきに低い体勢の鋭い出足で形勢を逆転させます。
島津海は前のめりになりがらも相手を西の土俵際に追い込み、勢いそのままに土俵の周囲を回る形で相手を向正面に押し倒し7戦全勝。幕下優勝を決めました。
行司から勝ち名乗りを受けた島津海には観客から温かい拍手が送られていました。
幕内経験もある島津海。“ご当所開催”となる11月の九州場所で、番付がどこまで上がるか注目されます。