宮城県大崎市の酒造会社で、新米を使った日本酒造りが9月25日、始まりました。コメの価格高騰の影響も受けているということです。

今シーズンの酒造りが始まったのは、大崎市松山にある酒造会社「一ノ蔵」です。

25日は自社の水田で栽培した早生品種の「やまのしずく」というコメを使い、米麹を作る作業が行われました。

今年収穫したコメは猛暑や雨不足などの影響はほとんどなく、品質は良いものの稲作資材の高騰で栽培コストが上がっているということです。

また、自社栽培以外の原料米も仕入れ値が上がっているため、新酒の価格を去年より上げざるを得ないということです。

一ノ蔵 鈴木整社長
「非常に原料米価格が上がっていて、ある意味貴重な原料の宮城県産のお米を大事にまごころ込めて、酒にしていきたいと思っております」

新酒の出荷は11月13日の予定で、今年は辛口の新酒に仕上げるということです。

仙台放送
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