東京大学が産学官の連携拠点として岩手県大槌町に設立した「三陸ふるさと社会協創センター」が開所し、9月24日にセレモニーが開かれました。
9月1日に設立された「三陸ふるさと社会協創センター」、24日は、東京大学の担当者などが出席してセレモニーが開かれました。
東京大学と県は、2024年12月、震災復興や学術研究の分野で協力するため、連携協定を締結しました。
協創センターの開所はこの協定によるもので、東京大学大気海洋研究所の大槌沿岸センター内に設けられました。
協創センターでは東京大学の教職員のほか、県の職員が勤務し全国の研究者や学生と協力して、波力発電の研究や水産業の振興などに取り組む予定です。
三陸ふるさと社会協創センター 青山潤センター長
「センターを拠点にして、三陸の復興だけというよりは『海洋科学の街としての三陸』みたいなものを全国に打って出るくらいの心意気でいる」
協創センターでは今後、沿岸地域の人口減少や温暖化などへの対策にも取り組んでいきたいとしています。