シリーズでお伝えしている「仙台都市圏が育む自然」。
若林区にある、東日本大震災後にできた干潟が、物語の舞台です。
近くでは、タカの仲間で「空飛ぶ漁師」ともいわれるミサゴが巣を作っています。
都市部の片隅で育まれる小さな生態系を見つめました。
2013年から藤塚地区について調査・研究を行っている、東北大学の占部城太郎名誉教授は、
「東日本大震災による大きな被害を受けたにも関わらず、100万都市のそばにこれだけの自然が残されている藤塚地区は、非常に奇跡的な場所」
と話しています。
藤塚地区では現在、こうした専門家の意見も踏まえたうえで、仙台市が海岸公園としての整備を進めていて、2028年度中のオープンを目指しています。