東日本大震災で停止した東北電力女川原発2号機は、10月29日で再稼働から1年となります。石山社長は再稼働に伴う電気料金の値下げについて、改めて「難しい」との認識を示しました。
東北電力 石山一弘社長
「現時点において、なかなか一時的な割引も含めまして、料金の値下げの判断は難しいというふうに考えているところ」
東北電力の石山一弘社長は、9月24日の定例会見で、女川原発2号機が再稼働したことに伴う電気料金の値下げについて、改めて「現時点では難しい」との考えを示しました。
東北電力では、女川原発2号機が去年10月に再稼働したことを受け、今年2月の請求分から2カ月間限定で、割り引きなどを実施しました。
石山社長は、こうした還元策を踏まえたうえで値下げが難しいとする理由について、次のように説明しました。
東北電力 石山一弘社長
「電力の安定供給を維持していくためには依然、当社グループ全体として、財務基盤がまだ脆弱な状況で、これを早期に回復させることが、一番重要である」