宮城県の漁港で、17歳の男性に対して暴行を加えたうえ、「10発殴られるか、金払うか、どっちかにしろ」などと脅して現金10万円を脅し取ったとして、19歳の会社員の男が逮捕された。
警察は傷害と恐喝の疑いで捜査を進めている。
逮捕されたのは、大崎市に住む19歳の会社員の男。
事件が起きたのは8月11日夕方、女川町の漁港だった。
警察によると、男は午後5時半ごろから7時ごろまでの間、初対面の17歳の男性を拳で殴ったり、足で蹴ったりする暴行を加え、けがをさせた疑い。
そのうえで「10発殴られるか、金払うか」と脅し、現金10万円を脅し取った疑いがもたれている。
2人は女性をめぐる何らかのトラブルを発端に、石巻市内で待ち合わせたという。
男は17歳の男性を人通りの少ない女川町の漁港まで連れて行き、犯行に及んだとされる。
現場には男の“取り巻き”とみられる知人も居合わせ、警察は当時の状況を詳しく調べている。
男は傷害の容疑については認めているものの、「自分から金を要求したわけではない。相手が勝手に払った」として、恐喝の容疑は否認している。
容疑者と被害者は初対面だった。