坂井市の木部小学校で、児童たちが自ら写真を選んで作る卒業アルバムの制作が始まりました。
木部小学校では、卒業アルバムに愛着を持ってもらおうと、地元の写真館からの提案を受けて、児童たちが自ら掲載する写真を選び好みのレイアウトも決めることになりました。
25日は、来年春に卒業を迎える6年生18人全員が参加。写真館のカメラマンが撮影した運動会の写真約150枚の中から、アルバムに載せたい30枚をグループごとに話し合いながら選びました。
写真を選ぶ際にはプロも利用しているAI顔認証システムを活用。全員が均等にアルバムに載るように工夫しています。児童たちは12月までに残り3回、修学旅行や6年生の思い出などをテーマに写真を選びます。
参加した児童は-
「こういう経験が初めてできてためになったし、とても楽しかった」
「誰がどれだけ写っているかを考えて選ぶのは難しかったけど、アルバムが完成すると思うと嬉しい」
このアルバム制作を提案した写真館の吉川昌幸さんは「卒業アルバム作りに携わることで思い入れと愛着がある大切な一冊にしてもらいたい」と話しています。吉川さんによりますと、児童が写真を選んで卒業アルバムを制作する活動は、県内のほかの2つの小学校でも行われるということです。