クワガタなど希少な生き物の密猟を防止するため、鹿児島県奄美市で関係機関による合同パトロールが行われました。

奄美市と環境省、奄美警察署などは、希少なクワガタが見られる8月から10月にかけて、密猟や違法なわなが仕掛けられていないか監視を強化しています。

この日はあわせて11人が夜間の合同パトロールに参加し、奄美市の国立公園内を通る道路沿いで、不審車両や不審人物に目を光らせながら、周囲の木に昆虫を捕獲するわながないか確認していました。

約2時間行われた今回のパトロールでわななどは確認されませんでした。

奄美市世界自然遺産課・出口聡一郎主査
「島内全体で監視するという意識醸成も必要かなと思う。このパトロールもその一つとして(島民の)皆さんに広く知ってもらえたらと思う」

奄美市内では、2025年7月に国立公園内で違法な昆虫採集用のわなが10個以上、見つかっています。

鹿児島テレビ
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