◆アリゾナ・ダイヤモンドバックス4-5ロサンゼルス・ドジャース 24日(日本時間25日午前10時40分試合開始、チェイスフィールド)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地でダイヤモンドバックスと対戦し、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場した。

前日のダイヤモンドバックス戦で大谷は「1番投手・DH」で先発出場。MLB100試合目の登板となった一戦で今季最長の6回、91球を投げ被安打5、奪三振8、無失点の成績で2勝目の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣が4点のリードを守れず、チームは4-5の逆転サヨナラ負けを喫した。打者・大谷は3打数無安打1四球、三振1の成績だった。

ナ・リーグ西地区の優勝争いは24日に2位のパドレスが敗れたため、ドジャースの優勝マジックは試合前の時点で「2」となっている。

ナ・リーグ本塁打争いは、トップのシュワーバー(フィリーズ)が24日の試合で55、56号と2本のホームランを放ち、53本の大谷に3本差をつけている。

ドジャースの先発は今季5勝4敗・防御率2.44のスネル投手。一方のダイヤモンドバックスは今季7勝3敗・防御率3.34のネルソン投手が先発した。

1回表の第1打席、大谷はカウント3-1で5球目の内角直球をはじき返し、センターを越えてフェンス直撃の三塁打で出塁。続く2番ベッツのライトへの犠牲フライでホームに還り、ドジャースが1点を先制した。大谷は両リーグトップ独走の今季143得点目となった。

1回裏1死1、3塁で4番モレノがレフトへ犠牲フライを打って1-1の同点に。

3回表1死走者なしで大谷の第2打席、カウント1-2で4球目、外角高めボール気味の球に手が出て空振り三振。

4回表1死1塁で7番パヘスが左中間スタンドへツーランホームランを打ってドジャースが3-1と再びリード。2死1塁で大谷の第3打席、カウント0-2で3球目の内角直球を打ち上げたが、打球は伸びずセンターフライに倒れた。

7回表1死1塁で迎えた大谷の第4打席は、ダイヤモンドバックス2番手サールフランクとの対戦。初球の低めシンカーを打ってファーストゴロ併殺に倒れた。

ドジャース先発のスネルは6回を5安打1失点と好投し、7回裏から2番手で佐々木朗希投手(23)がマウンドへ上がった。

5月9日のダイヤモンドバックス戦以来のメジャー復帰登板となる佐々木は、MLBで初となるリリーフでのマウンド。6番マッキャンをサードゴロに打ち取ると、7番タワを見逃し三振、8番ガルガスを空振り三振と、1イニングを3人でピシャリと抑えた。

8回表2死1塁で5番テオスカー・ヘルナンデスがセンターへタイムリー二塁打を放ってドジャースが1点を追加。

8回裏、ドジャース3番手ベシアが1死1、2塁のピンチを招き、3番キャロルにライトへのタイムリー二塁打を浴びて2点差に。なおも1死2、3塁で4番モレノを迎え、4番手エンリケスに交代。モレノのキャッチャーゴロを捕手が処理しきれずヒットとなり、3塁走者が還って3-4。さらに1死1、3塁で5番代打のデルカスティーヨがセンターへ犠牲フライを打って、ダイヤモンドバックスが4-4の同点に追いつく。

同点のまま迎えた9回裏、ドジャースは5番手投手でついにカーショーを今季初のリリーフで投入。中堅手エドマンの好守備もあり、打者3人で抑えた。

試合はタイブレークの延長に入り、10回表無死2塁のシチュエーションで迎えた大谷の第5打席は、6番手ガルシアとの対戦。カウント2-2で5球目の変化球を打って空振り三振に倒れた。

10回表は無得点に終わり、ドジャースは10回裏、6番手ドレーヤーにスイッチし1死満塁のピンチを迎え、2死満塁となったところで7番手トライネンに継投。6番マッキャンをレフトフライに抑えて無失点で切り抜けた。

11回表2死3塁で6番エドマンにセンターへのタイムリーが出て、ドジャースが5-4と均衡を破る。

ドジャースは11回裏を8番手ロブレスキが無失点に抑えて5-4で勝利。地区優勝へのマジックを「1」とした。大谷は5打数1安打、得点1、三振2の成績だった。佐々木に初のホールドがついた。

25日(日本時間26日)は2位パドレスに試合がなく、ダイヤモンドバックス戦で山本由伸投手(27)が先発予定のドジャースが勝てば地区優勝が決まる。

プライムオンライン編集部
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