関西電力は、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、自ら定めた期限内に県外へ搬出できなかった場合の対応について、24日、初めて美浜町の住民に説明しましたが、住民からは疑問視する声が上がりました。
   
美浜町の原子力環境安全監視委員会には、原発周辺の区長や漁家組合、観光協会から約20人が参加しました。
   
関西電力は、2035年末までに乾式貯蔵施設から県外の中間貯蔵施設へ使用済み核燃料の搬出を開始できない場合、元の燃料プールに戻すという対応を説明しました。
    
これに対し地元住民は「乾式貯蔵施設に貯蔵するときは搬出しやすいように横型にするのに、わざわざ戻すのは何でだ」といった疑問の声が上がりました。
   
また関西電力は、美浜原発の新しい原発の建設に向けた地質調査について、調査開始の11月ごろまでに町内の全世帯への説明を終えるとしました。

福井テレビ
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