子どもたちに地元の農産物のおいしさを知ってもらおうと9月22日、小学生たちが秋田県潟上市の特産品であるナシの収穫に挑戦しました。
このイベントは次世代を担う子どもたちに農業への理解を深め、食べ物を大切にする気持ちを育んでもらおうと、JA全農あきたなどが毎年開いています。22日、県内の小学生23人が潟上市の加賀谷果樹園を訪れました。
加賀谷果樹園ではブドウやリンゴ、それに潟上市の特産品であるナシを生産しています。特にナシは「幸水」「秋泉」など23種類にも及びます。子どもたちは、今が旬で水分豊富で糖度が高いナシ「豊水」の収穫に挑戦しました。はじめに果樹園のスタッフから、収穫の目安となるオレンジ色に近い色の濃いナシを教えてもらった後、子どもたちは夢中になって両手で1つ1つ丁寧に収穫していました。
参加した児童は「すごい大きいナシがたくさんあってうれしかった」「ばあちゃんと家族と一緒にナシを食べたい」と振り返りました。
この後、子どもたちは秋田市の県青少年交流センターへ移動し、県産のあきたこまちを使った初めてのおにぎり作りに挑戦。JAの職員から、地元で取れたコメを地元で消費することの大切さを教えてもらった後、慣れない手つきながらも真剣な表情であきたこまちのおにぎりを握っていました。
JA全農あきた広報・SR室佐藤智明室長:
「秋田の農業と食に今まで以上に興味をもってもらい、これから秋田の農畜産物を選んでもらって食べてほしい。秋田の農畜産物を自分たちだけではなく、家族や友達など周りの人に広めてほしい」
子どもたちは秋田の食の豊かさを感じ取ったようすでした。