9月23日未明、宮城県栗原市で住宅1棟が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
火事があったのは、栗原市高清水要の森の無職・岩渕賢一さん(83)の住宅です。
消防によりますと、23日午前3時半ごろ、「家が燃えている」と近くに住む人から119番通報がありました。
火は約2時間後に消し止められましたが、木造平屋の住宅1棟や、倉庫など5棟が全焼し、焼け跡から身元や性別の分からない1人の遺体が見つかりました。
警察によりますと、岩渕さんはひとりでこの家に住んでいて連絡がとれていないことから、遺体は岩渕さんの可能性があるとみて身元の確認を急いでいます。
一方、宮城野区福室3丁目では、23日午前0時50分ごろ、「自動販売機が燃えている」と近くを通りかかった人から、119番通報がありました。
消防がポンプ車など3台を出して消火にあたり火は約40分後に消し止められましたが、自動販売機1台が全焼しました。けがをした人はいませんでした。
現場はJR陸前高砂駅から北東に約200メートルの住宅街で、警察は周辺に火の気がないことから、不審火の可能性もあるとみて、火の出た原因を調べています。