宮城県大郷町で計画されていたスポーツパーク構想について、町と事業者が撤退することで合意し、中止が決まりました。
スマートスポーツパーク構想は、東日本台風で被災した町内の農地を町が購入し、事業者に貸し出す形でサッカーグラウンド12面などを整備する構想です。
この構想を巡っては財政的な懸念などから、8月行われた町長選挙の争点となり、見直しを訴えていた新人の石川氏が現職を破り当選を果たしていました。
こうしたなか、町と事業者は9月19日に会談し、石川町長は6面への規模縮小や、賃料の値上げなどを提案しましたが、話し合いの結果、事業を中止することが決まったということです。
石川町長は仙台放送の取材に対し、「整備予定地をどのように活用するか、代替案を検討したい」としていて、事業者のスポーツX(エックス)は「今後他の地域での構想を検討していきます」とコメントしています。