17歳で起業した学生が20日、東京都内でポップアップイベントを開催。
フジテレビ・上中勇樹キャスターが、自分への“ご褒日”を体験しました。

パフェを提供するのは、松井ひな子さん(18)。
徳島・神山町に2023年に開校した起業家精神を学べる高等専門学校・神山まるごと高専の3年生です。

そんな松井さんは17歳のときに「株式会社WAQHAPI」を起業。
メイン事業「パフェに甘えて。」のポップアップイベントを20日、東京都内で開催しました。

神山まるごと高専 3年生・松井ひな子さん:
だれかの“ごほうび”を作りたいからこそ、最大限にその“ごほうび”を楽しんでほしい。“甘えることに罪悪感はいらない”というのを(パフェの)甘さとかけている。

大切にしていることはパフェを提供するだけではなく、自分自身を褒めてあげる“ご褒日体験”をつくること。

ご褒“美”ではなく、この体験をきっかけにすてきな“日”を送ってもらいたいという思いが込められています。

上中キャスターが特別にご褒日体験をさせてもらいました。

まずは、パフェに使う神山町のすだちの香りを体験。

そして、松井さんに「1回目と2回目の『パフェに甘えて。』を通して気づいたことを(絵本作家に)絵本にしてもらいました。最後に『幸せふりかえりタイム』があるので読み終わったら書いてお待ちください」と案内されました。

自分と向き合った後はパフェを食べてお口のご褒日体験。

この後に配られたのは「たいへんよく頑張りました」と書かれたシールです。

神山まるごと高専 3年生・松井ひな子さん:
小さい頃に「今日はよくできました」や「大変よくできました」があったのがうれしかった。今度は自分で自分に貼るというのを体験・行動として何かやってほしい。

そして、最後にはブーケとメッセージカードのプレゼントも。

プレミアムプランを予約した人は、事前にウェブで人となりなどをヒアリング。

松井さんの思いに賛同した兵庫県の花屋さんがブーケとメッセージカードを制作しました。

イベントに訪れた人は「今、育児を一生懸命やっているが、お互いおいしいもの食べて『がんばってるよね』と言える時間があって、その機会をもらえたのですごく良かった」「(体験イベントで)少し泣きそうになったが、最近失敗続きだったので本当にこれでまたがんばろうと思った」と話しました。

“自分自身を愛してほしい”という思いが込められたイベント。

事業として確立させ「自分にご褒日をあげる文化」をつくりたいと言います。

神山まるごと高専 3年生・松井ひな子さん:
数年後、店舗を持ちたいとは思っていて“ご褒日屋さん”として、その中で「パフェに甘えて。」が体験できる形で持ちたい。