自民党の総裁選挙が22日に告示され、新たなリーダーを決める12日間の選挙戦が始まりました。

総裁選には5人が立候補し、22日午後、最初の演説会が開かれました。

小林鷹之元経済安保相(50):
前面に立って引っ張っていくのは若い力だと思います。

茂木敏充前幹事長(69):
私のすべてをこの国に捧げたい。

林芳正官房長官(64):
継承の中に変化、革新を求める。

高市早苗前経済安保相(64):
日本をいま一度、洗濯します。

小泉進次郎農水相(44):
自民党は一つのチームにまとまらなければなりません。

今回の総裁選は「国会議員票」295と同数の「党員票」で争われます。

「次の自民党総裁に最もふさわしい人」を聞いたFNNの世論調査では、トップが高市前経済安保相(28.3%)で2位が小泉農水相(25.7%)、その後を、林官房長官(11.1%)、小林元経済安保相(4.0%)、茂木前幹事長(3.8%)が続きました。

一方で「自民党支持」と答えた人に限ると小泉農水相(35.2%)、高市前経済安保相(22.5%)、林官房長官(18.6%)の順となりました。

衆参両院で与党が少数の中、行われる総裁選。

主な争点は物価高対策をはじめとする経済政策や、野党との連携のあり方などです。

野党からは、「訴えてきた政策に対するスタンスを注視したい(日本維新の会・藤田共同代表)」「物価高対策について、具体的に語ってもらいたい(国民民主党・玉木代表)」との声があがる一方で、立憲民主党・安住幹事長は「別にどなたがなっても逆に言えばそんなに変わらなくて、顔が変わっただけということになる可能性が高いということじゃないですか」と述べました。

23日は候補者による共同記者会見などが予定されていて、新たな総裁は10月4日に決まります。

フジテレビ
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政治部
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