ロシアのプーチン大統領は、アメリカとの間の核軍縮合意が2026年2月に失効した後も1年間、核の数量制限を維持する方針を示しました。
アメリカとロシアの間の唯一の核軍縮合意「新START」条約が2026年2月5日に期限を迎えますが、プーチン大統領は22日、政府高官らが出席する安全保障会議で条約失効後の1年間も核兵器の数量制限を自主的に維持する方針を示しました。
また、今回の表明は「アメリカとの戦略的な対話の再開に向けた重要な一歩になるだろう」と述べ、アメリカにも同様の対応を求めました。
プーチン大統領はロシアに対するあらゆる脅威に軍事で対応可能だと強調する一方、「軍拡競争は望まない」と表明しました。