訪れた土地の文化や自然を体験するいわゆるアドベンチャートラベルで、東北への誘客を図ろうと仙台市青葉区では、海外の旅行会社などを招いた商談会が開かれました。
アドベンチャートラベルは、訪れた土地の自然や文化、アクティビティなどを体験する旅行形態で、特に欧米の富裕層の間で人気が高まっています。
こうした中、東北観光推進機構はアドベンチャートラベルを東北地方の観光の起爆剤にしようと、9月15日から7泊8日の日程で欧米諸国のバイヤーなどを招いたツアーを実施し、東北6県の観光のモデルコースをPRしていました。
ツアーの最終日となった、22日はバイヤーと東北地方の旅行業者の商談会が開かれ、バイヤーが体験した内容を自国の旅行プランにどう活かしていくか、綿密に意見を交わしていました。
バイヤー(アメリカ)
「東北はメジャーではないが、まだ見ぬ、まだ知らぬ東北という形で、非常にポテンシャルがあると感じている」
インアウトバウンド東北 西谷雷佐代表取締役(Q.バイヤーの反応は?)
「すごくよかった。お世辞抜きで『良かった』と言ってくれたと思う。そこにいる人との営みや文化。そういったものがトータルで響いていたと感じた」
東北観光推進機構によりますと、去年1年間の東北6県と新潟県の外国人宿泊者数のうち、欧米諸国が占める割合は9%ほどに留まっているということです。