秋の全国交通安全運動が21日から始まった中、安来市の安来幼稚園では22日、子どもの事故を防ごうと、警察と運送業大手のヤマト運輸による交通安全教室が開かれました。

教室には園児13人が参加し、ヤマト運輸の職員が、横断歩道ではドライバーに見えるように手を挙げて、左右をしっかり確認することなど、正しい渡り方を教えました。

そして車には、ドライバーから歩行者の姿が見えなくなる「死角」があり、事故の原因になることを着ぐるみの実演を交えながら説明。駐車場での事故防止について教えました。

また園児が運転席に乗り込み、車の前に座った友だちの姿が見えなくなることを確認、運転席からの視野が狭くなることを確かめていました。

園児は、「車に気をつける」、「手を挙げて右と左を確かめる」、「おうちの人と一緒に降りる」などと話し、交通安全の心得を学んでいました。

安来警察署・川岡浩之署長:
子どもたちが体験を通して事故防止の知識が身についたのではないかと思っています。

出雲市では2025年4月に、保育園の駐車場を1人で歩いていた1歳の園児が、車にひかれ死亡する事故が起きていることから、警察は思いがけない事故を防ぐため、駐車場では子どもから目を離さず、大人が一緒に行動するよう呼びかけています。

TSKさんいん中央テレビ
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