大阪府の吉村知事はきょう=22日の取材で、大阪・関西万博の来場予約が取りにくい状況になっていて、チケットを購入したものの、来場できなかったという人に「払い戻しをする可能性があるのか」と聞かれ、「払い戻しという方法ができるのかどうか、何らかの対応できないかなと私は思いますけれども」と述べ、何らかの対応をしたいという考えを示しました。

一方で、8月18日以降は日付指定をしないと入場券が買えないようにしていると説明したほか、未使用になっているのは「企業購入分ではないか」という考えを示し、実際に予約ができない一般客の購入分とは「分けて考えるべき」と述べました。

■チケット購入したものの予約できない人と企業の前売り購入分「分けて考えた方がいい」

【吉村知事】「閉幕が近づいている中、非常に多くの方に入場したいとお申し込みをいただいているという状況です。このこと自体は本当にうれしく思います。

とはいえ、この万博には20万人ちょっとぐらいが、安全に過ごしていただける現実のキャパシティがありますから、その範囲の中でできる限り、キャンセルがあれば開く、2日前に開けるところは開くということをしながら、1人でも多くの方にお越しいただけるように対応をしていきたいと思います」

(Q.予約が取れず行けなかったという人に払い戻しは検討する?)
【吉村知事】「まずルール上は『払い戻しはしません』ということにはなっています。ただその前提として、そういった方がどのぐらいいらっしゃるのか。

最終的に万博が終わる(10月)13日に、『結局チケットは買ったけれども、予約もできなかった』という方の割合がどのぐらいあるのかということは、今僕が協会に問い合わせをしているところです。

一部報道で『140万枚』とか言われていますけど、ただ実際、多くは企業の前売り券だと思います。約700万枚、開幕前に企業が前売り券として購入をしてくれています。もちろんこれは払い戻しができないという前提で、その企業としての大量購入をしていただいてる部分、そして関係者にいろいろお配りしたりしている部分もあると思います。

その企業購入分と、(一般でチケットを買ったが予約できず行けなかった人の分)は、しっかり分けて考えたほうがいいと思っていまして、実際にお金払って個人で買われて、そして、まだ予約をしてない段階で(来場が)なかなか難しくなってるという方がどのぐらいいらっしゃるのかということは、きちんと把握したほうがいいと思うんです」

■「以前から最終盤は混みあうと呼びかけもしてきた」とも

【吉村知事】「8月18日からはもうチケットの日付を指定しなければチケットも買えないということに変更いたしました。

だから8月18日以前の方になると思いますし、以前からも協会からも、最終盤は混みあうので、できるだけ早めに予約をしてくださいということを何度も呼びかけもしてきたところでもあります。

その上で、日付指定じゃないチケットを購入していて、なかなか今予約できないという方がどのぐらいいらっしゃるのか、その数字については、正確に把握したほうがいいというに思ってますので今協会に問い合わせをしています。

どんな大型イベントでも一定の割合は、そういったチケット買ったけど行かれないという方もいらっしゃいますので、それが数字がどのぐらいのものなのかというのをきちんと把握した方がいいと思います。

(Q.一定わかった段階で、払い戻しは検討する?)
【吉村知事】「ただそこは、払い戻しという方法ができるのかどうか、何らかの対応ができないかと私は思いますけれども、ただこれは事前にやはりいろいろきちんとお伝えをしているところでもありますから…」

関西テレビ
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