陸上自衛隊は水陸機動団の隊員4人が佐世保市の宿泊施設だった場所に無断で侵入し、バーベキューをしていたとして停職4日から6日の懲戒処分としました。
処分を受けたのは、陸上自衛隊水陸機動団 第2水陸機動連隊の陸士長3人と陸士1人です。
相浦駐屯地によりますと、4人は今年3月15日の夕方、いまは使われていない佐世保市内の宿泊施設に無断で侵入し、建物内でバーベキューをしました。
この日の夜、警察官がバーベキューをする4人を発見し、同行を求めて事態が発覚したということです。
4人がこの場所を訪れたのは今回が初めてで、1泊2日の外泊許可を取っており、施設にカギはかかっていなかったということです。
警察は4人の立件を見送っています。
陸上自衛隊は22日付けで3人を停職4日、24歳の陸士長を停職6日の懲戒処分としています。
4人とも処分理由は同じですが、24歳の陸士長は2024年9月、隊内で「ギリースーツ」1着を盗んで停職60日の懲戒処分を受けていたことを加味して、停職6日の処分となりました。
4人は「深く反省している」と話し、依願退職の予定だということです。
第2水陸機動連隊長の辻一 一等陸佐は「国民を守るべき自衛官がこのような事案を起こし、誠に遺憾です。今後このような事案が発生しないよう、隊員に対する指導および教育を徹底して、再発防止に万全を期してまいります」とのコメントを発表しています。