耐熱ポリ袋は、スーパーなどで販売されているので、備蓄しておくといいだろう。耐熱温度が100℃以上のものを選ぶのが肝心だという。
「補足ですが、調理時は包丁やまな板よりも、キッチンばさみやピーラーを使った方が洗い物が少なくなるので、被災時は積極的に活用してみてください」
お勧めメニューは「豚キムチ鍋」
数々の湯煎調理を実践してきた、岡本さんが勧めるメニューは「豚キムチ鍋」だそう。

「冷蔵庫や冷凍庫の豚肉と、豆腐、キムチ、野菜などを目分量で耐熱ポリ袋に入れ、揉み込んで、15分~20分ほど湯煎するだけです。作り方は簡単なのにこれが絶品!バランスよく栄養を摂取できるので、試してみてください」
肉体的にも精神的にも疲れてしまうような場面でも、湯煎調理であれば、手軽に温かい食事が用意できる。いざという時に実践できるよう、普段から作っておいてもいいかもしれない。