民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、造作家具設計・施工企業の武田建商が9月10日付で、長野地裁上田支部より破産開始決定を受けたことがわかりました。

同社は1990年11月に設立された住宅やオフィスの造作家具の設計・施工企業で、地元のハウスメーカーを中心に取引基盤を構築していました。

しかし、2003年ごろから市況低迷により業績は後退、採算性にも課題を抱え、欠損計上を散発してしました。新型コロナウイルス感染拡大や当地での人口減少から需要も停滞し、2023年9月期の売上高は3000万円に止まり、慢性的な債務超過から脱却できずにいたということです。

その後も業績は回復せず、公租公課の滞納もあって、2025年5月16日までに事業を停止し、今回の事態になったということです。

負債総額は約5000万円です。

長野放送
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