FNNは、総裁選告示の直前となった20日と21日、世論調査を実施しました。
次の自民党総裁にふさわしい人として、高市前経済安保相と小泉農水相を挙げた人がそれぞれ25%を超え、2人で過半数を占めました。
調査は以下の方法で行いました。
・期間:2025年9月20日・21日
・電話調査(RDD 固定・携帯電話)
・全国18歳以上の男女1018人が回答
石破首相の次の自民党総裁に最もふさわしい人として、高市早苗氏を挙げた人が28.3%で最も多く、小泉進次郎氏が25.7%で2番目、その後、林芳正氏(11.1%)、小林鷹之氏(4.0%)、茂木敏充氏(3.8%)が続きました。
一方で、支持する政党を「自民党」と答えた人に限ると、小泉氏(35.2%)、高市氏(22.5%)、林氏(18.6%)の順となりました。
次の総裁を評価する際に最も重視することを尋ねたところ、「リーダーシップや実行力」(42.2%)、「掲げている政策や政治理念」(26.2%)の2つが、「経験や実績」(9.2%)、「人柄や年齢」(6.5%)を大きく引き離しました。
総裁選で重点的に議論してほしい政策については、「物価高対策や賃上げなどの経済政策」が39.5%と最も多く、次いで「年金や医療・福祉など社会保障」が25.2%で、6割以上の人が生活に直結する政策の議論を求めました。
一方、現在の石破内閣への「支持」は、8月より0.9ポイント下がり37.9%で、「支持しない」は56.0%でした。
また、石破首相が退陣を表明したタイミングについて、「遅かった」とした人が42.9%で最も多いものの、37.8%の人が「辞任する必要はなかった」と答えています。
今後の政権の枠組みについては、「自公に野党の一部が加わった政権」が最も多く46.9%、次いで「野党が中心の政権に交代」が28.7%、「自民・公明両党による政権の継続」は15.6%でした。
また、「野党の一部が加わった政権」と答えた人に加わってほしい具体的な野党名を尋ねたところ、最も多かったのは8月に続き国民民主党(25.8%)でしたが、日本維新の会(25.6%)が僅差に迫りました。
ただ、政党支持率は6.5%の国民民主党に対し、日本維新の会は3.4%で、野党最多は8月に続き参政党でした。
自民党の支持率は、8月より5.7ポイント増えて27.9%でした。