・明らかにものが多い場所
ものがたくさんあって視覚的ノイズをつくっている場所を片づけましょう。捨てるものがどんどん見つかり、弾みがつきます。クローゼット、食器棚、本棚、ゲタ箱、押し入れの中など、ものを押し込んでいる場所はありませんか?

捨てやすい環境づくりを

(3)片づけやすい環境をつくる
なかなか重い腰が上がらないときは、捨てやすい環境づくりから始めましょう。必要な道具をすべてそろえ、レジ袋やトートバッグに入れて準備をしてください。

必要なのはゴミ袋、軍手、はさみ、ビニールひもぐらいでしょうか?全部ひとまとめにしてわかりやすいところに置くと、ちょっと時間ができたとき、すぐに片づけに取りかかれます。

ゴミの日のスケジュールも確認しましょう。私はいつもアプリで確認しています。ゴミの日は週に一度、毎週火曜日ですが、その週によって出すゴミの種類が替わるので、アプリで確認すれば間違えません。

普段から集中することを意識すると、片づけ力アップに役立ちます。瞑想をしたり、一人で静かに考え事をする時間をもうけて、集中力を鍛えましょう。

用もないのにSNSをだらだら眺めるのはよくありません。こま切れの情報を追いかけてばかりいると、肝心のときに集中できなくなります。

いつもマルチタスクをしている人は、あえてシングルタスクをする機会をつくってください。体力、気力が衰えていく50代以降は、いかに集中して短時間で片づけられるかが重要です。

『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)

筆子
カナダ在住の60代ミニマリスト。1996年にカナダへ渡り、以後30年近く暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。

筆子
筆子

カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後30年近く暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。