10月、仙台市中心部では最大規模となる大型商業施設、「イオンモール仙台上杉」がオープンします。買い物だけでなく遊び場や防災拠点など多彩な機能を備えた施設が誕生します。
10月8日にオープンする「イオンモール仙台上杉」。地下鉄北四番丁駅から徒歩7分と利便性に優れ、「あたらしい街ナカぐらし」をコンセプトに掲げています。
9月17日は、関係者による説明会が開かれ、施設概要が発表されました。
「将来的に、イオンモール仙台上杉が出来て良かったと言っていただけるような、長期の視点で運営に取り組んでいきたい」
地上4階建ての施設には、衣料品や生活雑貨、書店などおよそ140店舗が入り、このうち26店舗が、東北初出店です。
なかでも注目は、およそ700席を備えた「グルメアリーナ」。中央には大型モニターが設置され、地元プロチームなどの試合を観戦しながら、食事ができます。
「遊び場」も充実!グルメアリーナに隣接する「KAMISUGI ONEPARK(カミスギ ワンパーク )」は、天候に左右されることなく安心して遊べる、子供連れにうれしいスペースとなっています。
さらには、東日本大震災の教訓を活かした、「防災拠点」としての役割も。震災発生当時、仙台市中心部では、帰宅困難者の受け入れや生活用水の確保が課題となりました。
イオンモール仙台上杉は、一時避難施設として開放できるよう、非常用発電や給水設備を備えています。
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
「防災訓練の支援、定期的な防災や環境の講演会などのレクチャーも企画していきたい」
普段の買い物から、“いざ”という時の安心まで。周辺住民のよりどころとなりそうです。