県立高校の教師が、生徒の模擬試験の成績などが書かれた資料を紛失していたことが分かりました。

宮崎県教育委員会によりますと、9月12日、県北にある県立高校の教師が宮崎市の県立図書館で行われた行事に生徒の引率として参加した際、バインダーにとじてあった会議資料10枚を紛失しました。資料には生徒164人分の名前や、模擬試験の偏差値などが記載されていました。

2日後に図書館の警備員が入口にバインダーが立てかけてあるのを見つけ、紛失が発覚。この教師は紛失していたことに気づいていませんでした。
バインダーにとじていた資料は全てそろっていたということです。

資料は進学などについて校内で検討するための会議資料で、校外への持ち出しが禁止されていましたが、教師は会議後自分で再度検討したいと自宅に持ち帰っていたということです。今のところ情報の漏洩は確認されていません。

県教委では「今後とも個人情報の適切な取り扱いに向けた取り組みを進め、本県教育に対する信頼回復に全力で努めてまいります」とコメントしています。

テレビ宮崎
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