宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地で、ステルス戦闘機F-35Bの2回目となるデモフライトが行われ、騒音が最も大きいとされる短距離離陸も初めて行われました。
新田原基地には、8月7日に最新鋭のステルス戦闘機F-35Bが3機配備されました。垂直着陸の訓練を夜間も含め常時実施する計画に地元住民が反発。負担軽減策が示されるまでF-35Bの飛行訓練は見送りとなっています。
2回目となるデモフライトでは、騒音が最も大きいとされる滑走路からの離陸が初めて実施されました。離陸時の騒音は135デシベル程度とされ、通常より滑走距離が短い短距離離陸が行われました。
2回のデモフライトを終え、防衛省は今後、騒音被害などを懸念する住民への負担軽減策をまとめ説明会を開く計画です。
(九州防衛局 伊藤和己局長)
「実際の音を体感して頂き意義が大きかったと思います。負担軽減については、(住民の指摘を)しっかり受け止めて真摯に検討して住民に丁寧に説明したい」