韓国の尹錫悦前大統領の妻を巡る疑惑で、旧統一教会の韓鶴子総裁が17日午前10時前、特別検察に出頭した。
韓総裁を待ち受けた記者からの問いかけに対し応じる場面もあった。
記者:
金建希氏(尹錫悦前大統領夫人)にネックレスとカバンを渡すように言いましたか?
韓総裁:
雨が降っているのにご苦労様です。後で、後で聞いてください。
記者:
なぜ今日、一方的に出頭する日付を決めたのですか。
韓総裁:
私が病気だったからです。手術を受けて病気だったから。もうやめましょう。後で全部。会って話しましょう。
韓総裁をめぐっては、教団の元幹部を通じて、尹前大統領の妻・金建希被告に高級ネックレスなどを贈った見返り教団の事業に政府の支援を求めるなどした疑いが持たれている。
元幹部はすでに起訴されていて、韓国メディアによると「韓総裁らの決済を受けて行った」と話しているという。
韓国の特別検察は韓総裁に出頭を要請していましたが、「健康上の理由」などでこれまでに3度に渡り拒否していて、16日に教団側が「17日午前10時に出頭する」と明らかにしていた。
韓総裁は一連の疑惑を否定していて、教団と尹前政権との接点や韓総裁が直接関与や指示をしていたのか最大の焦点となる。