愛媛県松山市で警察や検察を名乗る特殊詐欺が2件発生し、資金調査を口実に約1250万円と600万円をだまし取られました。警察が被害届を16日に受け捜査しています。
警察によりますと、被害を受けたのは松山市内に住む自営業の男性(40代)と無職の男性(70代)です。
このうち自営業の男性は今年8月29日、クレジットカード会社の社員を名乗る男から携帯電話にかかり、福島県警を装う男に代わられ「あなた名義の口座が詐欺に使われている」などとウソを言われました。
このあと検察を名乗る男から電話があり、捜査で口座の資金を預かることを口実にされ、8月31日と9月1日に指定された口座に現金648万円を振り込みました。さらに別の詐欺事件をでっち上げた電話を4日に受け、保釈金を口実に現金600万円を振り込み、あわせて1248万円をだまし取られました。
男性は振り込んだあとに疑問に思って警察に相談し、被害に気づきました。
また70代の男性は8月23日に電話があり、NTTの職員や検察を名乗る相手から犯罪の関与をでっち上げられました。そして資金調査を口実にされて8月25日から9月5日までに現金600万円を引き出し、指示に従って紙袋に入れて自宅の前に置き、何者かに回収されてだまし取られました。
男性は相手と数日後に連絡がとれなくなり、警察に相談しました。
警察は特殊詐欺事件として捜査。電話で警察や検察を名乗っていても金銭の話になれば詐欺を疑い、一旦電話を切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するよう呼びかけています。
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