一般社団法人日本損害保険協会は16日、人身事故件数が多い「危ない交差点マップ」の最新版を公表し、福岡県内では福岡市の渡辺通1丁目交差点がワーストとなりました、
協会は交通事故の防止などを目的に全国の交通事故多発交差点マップを公表していて、今年も警察の協力を得て2024年の交通事故データをもとに都道府県ごとに人身事故件数が多い交差点を明らかにし、特徴や予防策などを示しています。
それによりますと、福岡県内のワースト1位は人身事故が13件あった渡辺通1丁目交差点(福岡市中央区)で、2022年・2023年に続いてランク入りしました。
車線数が多く斜めに交差している上、車や自転車、歩行者の通行量も多く、追突事故や右折時の衝突事故が目立つということです。
協会は、「特に博多駅方面から右折するときは、右折車線が2車線あって、他の右折車で対向車の安全確認が難しいので、安全確認をしっかり行って通行してください」と呼びかけています。
福岡県内の「危ない交差点」ワースト2位~5位は以下の通り(数字は事故件数)です。
■ワースト2位
那の津口交差点(福岡市中央区)11件
■ワースト3位
渡辺通4丁目交差点(福岡市中央区)10件
針摺交差点(筑紫野市)10件
■ワースト5位
松島交差点(福岡市東区)8件
外環西口交差点(福岡市西区)8件
井堀5丁目交差点(北九州市小倉北区)8件
安部山入口交差点(北九州市小倉南区)8件
本城2丁目交差点(北九州市八幡西区)8件
力丸町交差点(北九州市八幡西区)8件
協会によりますと福岡県内では2024年、人身事故件数は18473件、死傷者は23697人といずれも前の年より減っているということです。