大麻由来の有害成分テトラヒドロカンナビノール(THC)を含む液体をレトルトカレーの箱に小分けし、スーツケースに隠してタイから航空機で密輸した疑いで、大阪府の高校生など16歳と17歳の少年2人が逮捕されました。

麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのはいずれも大阪府岸和田市の高校生(17)と無職の少年(16)の2人です。

県警少年課などによりますと2人は8月30日、営利目的でタイからそれぞれTHCを含む液体約7キロをスーツケースに隠し、密輸した疑いです。

液体を袋に小分けしてレトルトカレーの箱に詰めていて、福岡空港で税関職員に発見されました。

2人は地元の友人どうしで、容疑を認めているということです。

税関によりますと、麻薬成分を含む液体の密輸事件としては福岡空港で過去最大の押収量だということです、

また警察は、統計がある2000年以降、日本人の少年が航空機を使った密輸事件は確認できておらず、全国で初めてではないかとしています。

警察は組織的な関与を視野に捜査を進めています。

テレビ西日本
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