中越パルプ工業の子会社で、バイオマス素材を製造する中越エコプロダクツが特別清算する方針であることがわかりました。負債総額は約37億5100万円です。

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東京商工リサーチによりますと、中越エコプロダクツ(富山県高岡市材木町)は2018年に設立され、環境経営総合研究所と共同でプラスチックに代わる新素材「マプカ」のシートを製造していました。

しかし、提携先の環境経営総合研究所が粉飾決算を行っていたことが発覚。去年8月に会社更生法を申し立てられ、今年3月には破産開始決定を受けました。

この影響で、中越パルプ工業は4月の取締役会で子会社の解散を決議。当初6月末の解散を予定していましたが、9月12日時点でまだ手続きは完了しておらず、解散時期は未定となっているということです。

富山テレビ
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