プロバスケットボールBリーグに所属する東北地方の6つのチームで争う「東北カップ」が、9月15日までの3日間、岩手県盛岡市で開催されました。
新シーズンをB2で戦う岩手ビッグブルズは、準決勝でB1のチームを相手に互角の戦いを見せました。
岩手ビッグブルズは今シーズン初の対外試合です。進化したチームを見ようと多くのブースターが盛岡タカヤアリーナに駆けつけました。
ブースターからは「新しい選手も入ったので(特に)大きい選手に期待したい」「ブルズ箱推し(チーム全体のファン)なので、全員に期待している」などの声が聞かれました。
県内で12年ぶりに開催された東北カップは、岩手ビッグブルズは準決勝から登場しました。
9月14日、相手はB1の秋田ノーザンハピネッツ、東北カップでは最多の7回の優勝を誇る強豪です。
岩手ビッグブルズは序盤から新加入の外国籍選手2人が存在感を見せます。
身長211cmのマルコ・テヒチが3ポイントシュートを決めると、ノア・ガーリーはスピード感あふれるプレーを展開、速いパスを味方に送りゴールの下で構え、リバウンドに合わせてダンクシュート。新戦力が躍動しチームを勢いづけます。
前半を終えて4点リードで折り返した岩手ビッグブルズでしたが、第3クオーターに逆転を許し、最終第4クオーターへ。
一進一退の攻防は1点差で残り3秒、ここで山際が狙いますが、あと一歩及ばず。
それでもB1の秋田ノーザンハピネッツを相手に76対78と互角の戦いを見せ、レギュラーシーズンへの手応えを感じさせました。
岩手ビッグブルズ 鈴木裕紀HC
「ファーストゲームとして自分たちがやるべきこと、やろうとしていたことは、しっかり選手たちは理解して遂行してくれたので、きょうの経験を開幕につなげていきたい」
岩手ビッグブルズ 山際爽吾選手
「チームの雰囲気はすごく良い。自信につながる試合だったと思っていて、これから新シーズンまで(期間が)少しあるので、ディフェンス・オフェンス全て高めていけたら良い入りができると思う」
そして15日行われた青森ワッツとの3位決定戦。
前半を41対27と大量リードで折り返すも、第4クオーターで逆転を許し(67対72)東北カップは4位となりました。
岩手ビッグブルズのレギュラーシーズンの開幕戦は10月4日、15日に対戦した青森ワッツとアウェイで激突します。