かけがえのない写真を蘇らせようという取り組みです。
8月の記録的大雨で水に漬かるなどして汚れた写真をきれいにするボランティア体験会が天草市で開かれました。
これは、写真洗浄のボランティア団体『あらいぐま人吉』が行ったものです。
13日は、天草市の小学生から大人まで約20人が参加。
8月の記録的大雨によって泥やカビがついた写真を一枚一枚、丁寧にスポンジで水洗いし乾かした後、アルコールで拭き上げていました。
『あらいぐま人吉』によりますと、「水害に遭った写真は、濡れたままにしているとインクが流れたりカビが生えたりするのでまずは乾かしてほしい」ということです。
【参加者】
「楽しかったです。きれいになった時はうれしかったけど、最初はけっこう難しかったです」
【参加者】
「絵を描く時に使うようなスポンジでも写真が洗えるというのが分かって、〈自分たちでもできそうだな〉と思ったし、〈みんなに伝えたい〉と思いました」
【参加者】
「こういうのも災害ボランティアの一部だと思うので、持ち主に喜んでもらえるようにきれいにしていると気持ちがいいです」
【あらいぐま人吉 上野 真由美 事務局長】
「意外と、写真は水とスポンジで洗えてきれいにできるということを多くの方に知っていただきたい」
『あらいぐま人吉』は2020年7月豪雨で被災した写真を救おうと2021年に発足し、これまで11万枚をきれいに洗って持ち主に返す取り組みを行ってきました。
今回の記録的大雨では、2万枚余りの写真洗浄の依頼が寄せられているというこで、ボランティアの参加を呼びかけています。