15日は『敬老の日』です。
お年寄りと子供たちが交流を深めました。
熊本市では、毎年恒例となっている平均年齢77歳の古希チームと小学生チームによる野球大会が開かれました。
【一新球友】
「一生懸命やらないと相手にもご無礼だから、一生懸命頑張りましょう。一新ファイト!」
15日、熊本市で開かれた野球大会。
対戦したのは、小学生チームの『熊大附属野球クラブ』と、平均年齢77歳のチーム『一新球友』です。
【アナウンス】
「レフト、山川さん。89歳」
これは熊本県還暦軟式野球連盟が、野球を通して子どもたちと交流を深めようと、『敬老の日』にあわせ毎年開いているもので、ことしで10回目です。
【アナウンス】
「先制点は一新球友です!」
先制を果たした『一新球友』。
初回から鋭いスイングを見せ、一気に3点を奪います。
しかし2回、子どもたちが反撃。
ランナーを3塁に進めると、スクイズで1点を返します。この1点が、おじいちゃんチームの闘志に火をつけました。
【連打見せる】
あくなき勝利への執念は、年を重ねても衰えていません。
連打に次ぐ連打で、この回一挙8点を挙げました。
投げては82歳の吉住さんが、抜群のコントロールで子どもたちをほんろう。
【吉住さん】
「なるべくフォアボール出さないようにした」
【合志さん】
「一番若手だから、この年で」
「(年上と)知らないで80歳以上の人にため口きいていた」
最終回に小学生チームも意地を見せたものの、終わってみれば13対5。
おじいちゃんチームの貫録勝ちとなりました。
【小学生】
「打ちにくかった、強かった」
【一新球友】
「ミスがなかったから勝てた。ミスしたらベンチでやかましく言われるから…」
年齢関係なく、ともに白球を追いかけた両チーム。
最後はがっちり握手を交わし、お互いの健闘を讃えあいました。