松江市で島根の伝統芸能「神楽」の発表会が開かれ、部活動を通じて伝統を受け継ぐ高校生たちが日頃の成果を発揮、堂々の舞いを披露しました。
松江市で開かれた『しまね伝統芸能祭2025高校生神楽フェスティバル』。
部活動や同好会の活動を通して島根の伝統芸能「神楽」を受け継ぐ高校生たちが、日頃の成果を発表する場として企画されました。
9月15日は、県西部で「石見神楽」を受け継ぐ高校を中心に7校の部員たちが、約400人の観客を前に舞いを披露しました。
観客:
「ダイナミックでとても面白かった」
「古典的じゃなくて現代的なところも取り入れていてすごいと思って関心しました」
「高校生だから大人に比べるともう少しあれかなと思ったけど、遜色なかった。よく練習していると思います」
このうち、浜田商業高校の郷土芸能部は、3年生が引退したあと初めてのステージ。
武勇の神・八幡麻呂が異国から来た悪魔王を弓で退治する「八幡」という演目を上演しました。
主役の一人、悪魔王を演じた2年生の佐々木惇翔さん。
高校から入学後に神楽を始めました。
部員9人のうち6人が初心者でしたが、15日は迫力の舞を披露。
日頃の成果を十分に出せたようです。
浜田商業高校・佐々木惇翔さん:
「精一杯頑張れたのでよかったです。今後は今の1、2年生でもしっかり舞えるように練習して、舞えるレパートリーを増やしていきたいと思います」
部活動を通じて「神楽」の伝統を守る高校生たち。
お互いの演舞から受けた刺激を、今後のレベルアップに役立てたいと誓っていました。