地域の災いを取り払い福を呼び込もうと240年ほど前に始まった伝統行事「七福神祭り」が15日、南越前町西大道で行われました。
 
佐々木拓哉アナウンサー:
「今年も始った七福神祭り。七福神たちが続々と出てきました」
  
この祭りは約240年前、凶作や疫病に見舞われた「天明の飢饉」をきっかけに災いを取り払い福をもたらそうと、妙泰寺の住職や村人が七福神に扮して家々を回ったのが始まりとされています。
 
地元の住民らでつくる保存会のメンバーが七福神に扮して寺を出発。住民の健康を祈り、2時間ほどかけて地域を巡りました。
 
住民は「子供たちも小さいときには七福神を見て泣いて育って大きくなったので(孫たちも)同じことを繰り返していくと思う」「地元の祭りで小さい子にも見てもらって、続けていってくれたらいい」と話していました。
 
法要のために寺に戻った七福神たちは、子供たちと写真撮影するなどして触れ合っていました。

福井テレビ
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