バレーボール国内トップのSVリーグ女子に所属し、山形県で活動するアランマーレ山形が本拠地を秋田に移すことを決めました。ホームアリーナは秋田市に、練習拠点は潟上市に置く考えです。
バレーボールSVリーグのアランマーレ山形は、山形県酒田市を拠点に活動し、天童市の体育館をホームアリーナにしています。
SVリーグは2030年以降の参加要件として「観客5000人以上が入場できるアリーナでホーム戦の8割以上を開催すること」を挙げていますが、山形には条件を満たすアリーナがありません。
このためチームは、2026年秋に開幕する次のシーズンから秋田市と潟上市に本拠地を移すことを決め、10日にリーグの理事会で承認されました。
移転は、秋田に5000人以上を収容できるアリーナがあることなどが理由です。
これを受け、チームの代表などが12日、秋田市で記者会見を開きました。
アランマーレ事業部・米田大介事業部長:
「山形県で応援しているファン、ステークホルダーに引き続き応援していただく地の利を検討してきた。またアリーナは、秋田県で素晴らしい体育館が2028年以降建設されるということで検討してきた。今後さらにスポーツビジネスとして事業が拡大していくことなど総合的な判断のもと、山形県から秋田県に移るという判断をした」
チームは2026年シーズンから2029年シーズンまでホームアリーナをCNAアリーナ★あきたなど秋田市内を中心とし、2030年シーズン以降は新たに整備される県立体育館とする考えです。練習拠点、クラブハウスは潟上市に置きます。
なおチーム名は、女子バスケットボールWリーグ2部のアランマーレ秋田と違いが分かるよう調整するということです。