2030年に島根県で開催される全国障害者スポーツ大会を盛り上げようと、特別支援学校の生徒たちがパラリンピックの正式種目「ボッチャ」で交流。
重い障害がある生徒もパソコンを使って参加、スポーツの楽しさを体感しました。

福島睦アナウンサー:
「出雲市のカミアリーナで島根県内の特別支援学校12校が一堂に会してスポーツを楽しむイベントが行われます」

出雲市で開かれたスポーツ大会。
島根県で2030年に開かれる全国障害者スポーツ大会『島根かみあり全スポ』を広く知ってもらい盛り上げにつなげようと初めて企画され、県内に12校ある養護学校・ろう学校・盲学校の生徒約200人が参加しました。

2日間の大会、初日に行われたのは「ボッチャ」。
パラリンピックの正式種目です。
ジャックボールと呼ばれる的になる白い球に、味方のボールをどれだけ近づけられるかを競います。

ボールを扱うのは手で投げるだけでなく、蹴ったり、補助具を使ったりすることもでき、障害の程度に合わせてプレー方法を選べます。

生徒:
「楽しかったです」
「負けたんですけど、ちょっともう1回練習したいなと思いました」

ボッチャの県大会は毎年開催されてきましたが、今回初めて行われたのが「eボッチャ」。
障害が重くボールを投げることが難しい生徒でも、リモコン操作や瞳の動きでパソコンを操作する「視線入力」を使って、高さやコースを調整しボールを投げることができます。
会場に来ることが難しい生徒もリモートで参加、みんなで真剣勝負を楽しみました。

教員:
「大会っていう雰囲気にまず経験がないので、そういう緊張感のある経験ができるのと色んな人と関わることができるので、すごく良いなと思っています」

大会では、ボッチャのほかバスケットボールや卓球、サッカーなどの競技も行われ、生徒たちはスポーツを通じて交流を深めていました。

TSKさんいん中央テレビ
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