松江ゆかりの文豪・小泉八雲の妻・セツをモデルにしたドラマの全国放送が始まるのを前に、舞台の一つ・松江市では、ブームを先取りしようと八雲ゆかりの新商品が相次いで誕生しています。
風流堂・内藤葉子社長:
小泉八雲にちなんだお菓子が新商品になった「ヘルンさんのおもひで」という焼きまんじゅうを作った。
松江市の和菓子の老舗・風流堂が発売したのは『ヘルンさんのおもひで』。
松江で暮らした八雲が「黄身しぐれ」という生菓子を好んだという逸話から生まれた新商品です。焼きまんじゅうの中には卵を使った「黄身餡」が詰まっています。
坂西美香アナウンサー:
軽やかで、しっとりとしたくちどけです。プチっとはじけるイチジクがいいアクセントになっています。
“八雲が今の時代に生きていたら、こんなお菓子を手土産にしていたのでは?”と、八雲の心情を思いながら県内産の米粉に加え、奥出雲の平飼い卵や雲南市の木次牛乳、出雲市特産の多伎いちじくなど、地元の素材にこだわりました。
さらに定番の和菓子などを詰め合わせたギフトボックスも。
その名も『ヘルンさんからのこづつみ』。
中には、茶席でもおなじみの風流堂の銘菓が4種類。
八雲直筆のイラストをあしらったギフトボックスは八雲からの贈り物をイメージ、イラスト切手も添えられています。
風流堂・内藤葉子社長:
お子様からお年寄りの方まで広く楽しんでいただけるお菓子だと思っています。ぜひ小泉八雲・ヘルンさんを全国の方々に(新商品を通して)知っていただきたいと思っています。