9月、新たに石川町長が就任した宮城県大郷町で町議会9月定例会が開会しました。石川町長は、「夢と希望のあるまちづくりに取り組みたい」と述べた一方、選挙戦の争点となったスポーツパーク構想については言及しませんでした。

大郷町議会9月定例会は9月12日に開会し、8月末に行われた町長選挙で初めての当選を果たした石川良彦町長が町長として初めての議会に臨みました。

議会の中で、石川町長は今後4年間の町政運営について「夢と希望のある町づくり」を掲げ、生活環境の改善や子育て・教育支援の充実など、6つの柱を中心に施策を進める考えを示しました。

具体的には、食品スーパーの誘致と併せた移動販売車制度の導入や、デマンド方式の住民バスの運行など、買い物や移動がしやすい環境を整備すること。

また、出産一時金の増額や既存施設を活用した屋内遊び場を設置することで、若い世代の定住促進につなげるとしています。

大郷町 石川良彦町長
「これらの取り組みを通じ、町民の皆さまがこの町に生まれてよかった、住んでよかった、そしていつまでも住み続けたいと思える町づくり、大郷町をほかに自慢できるまちづくりにつなげてまいりたい」

一方、選挙戦で掲げたサッカーグラウンド12面などを整備する「スポーツパーク構想」の見直しについて、言及はなく、今後の一般質問で議論が交わされる見直しです。

仙台放送
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