村井知事が必要性を訴え、賛否が分かれている「土葬墓地」についてです。村井知事は、9月11日の県議会での答弁で、「まだ調査段階」と強調し、10月の県知事選挙の公約にはしない考えを強調しました。
宮城県 村井知事
「特定の宗教や国籍の方に限らず、全ての人が最後まで安心して暮らせる環境整備として、それぞれが希望する弔い方を選択できるよう検討していく」
県内でも様々な分野で人手不足が課題となる中、村井知事は、イスラム圏からも働き手の受け入れを拡大しようと、「土葬」可能な墓地の必要性を訴えています。
一方で、土葬を含む墓地整備の許可は市町村長に権限があることから、知事選の公約には掲げない考えを示してきました。
自由民主党・県民会議 渡邉拓県議
「誰が知事としてふさわしいのかということを選択する上で、土葬は重要な項目になりかねないと思います。もっと素直なもの言いがあってしかるべきだ」
これに対し、村井知事はー。
宮城県 村井知事
「選挙に向けて何かを隠したり、ごまかしたりっていうことは、一切したことはありません。今いろいろ調査している段階で、現時点について私が意思表示をすることは難しいと考えている」
また、土葬墓地の整備を望む声があるのか、各市町村に確認したいとも述べました。