球磨川の支流・川辺川に国が計画している流水型ダムについて球磨川漁協は11日、臨時総会を開き、国が提示した漁業補償を受け入れることを決めました。

川辺川への流水型ダムをめぐっては、国が、流域の漁業権を持つ球磨川漁協に対し、建設工事中の川の濁りによる影響などについての補償金として約8億1000万円を提示していました。

球磨川漁協は11日の臨時組合員総会で漁業補償を受け入れるか審議。採決の結果、賛成が可決に必要な投票総数の3分の2を上回り、国と漁業補償契約を結ぶ方針を決めました。

流水型ダムの建設を事実上容認した形で、ダム事業は2027年度の本体着工に向け大きく前進します。

テレビ熊本
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