球磨川の支流・川辺川に国が計画している流水型ダムについて、球磨川漁協は9月11日に臨時総会を開き、国が提示した漁業補償を受け入れることを決めた。
漁協が国と補償金約8億1000万円で契約へ
川辺川への流水型ダムをめぐっては、国が流域の漁業権を持つ球磨川漁協に対し、建設工事中の川の濁りによる影響などについての補償金として、約8億1000万円を提示していた。

球磨川漁協は9月11日の臨時組合員総会で漁業補償を受け入れるか審議。採決の結果、賛成が可決に必要な投票総数の3分の2を上回り、国と漁業補償契約を結ぶ方針を決めた。

流水型ダムの建設を事実上『容認』した形で、ダム事業は2027年度の本体着工に向け大きく前進する。
(テレビ熊本)