患者の通院日数を水増しして保険会社から保険金をだまし取ったとして、沖縄県宜野湾市にある整骨院の職員らが10日、逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、宜野湾市の整骨院の38歳の柔道整復師の女です。
警察によりますと、2024年1月、交通事故でケガをして施術を受けていた女性患者の通院日数を7日水増しし、虚偽の申請をしたうえで、保険会社から施術費用の名目で合わせて40万円あまりをだまし取った疑いが持たれています。
2025年3月、この保険会社から「不正をしている整骨院がある」と警察に情報提供があり発覚しました。
柔道整復師の施術を受けていたという男性は、1週間ほど前から整骨院と連絡がとれなくなったと話します。
施術を受けていた男性:
信用を失ったというか、(ケガをして)自分も友達も仕事に行けてない状況なので、いきなりこんなことになったら、どうしていいか分からない状況ですね
事件をめぐっては、整骨院の業務を管理していた福岡県のグループ会社代表の45歳の男も詐欺の疑いで逮捕されてます。
沖縄以外にも福岡県と熊本県で同様の手口の詐欺被害が確認されていて、県警は代表の男が指示を出し、組織ぐるみで犯行に及んでいた疑いもあるとみて、福岡県警などと連携し、余罪を含めた全容解明を進める方針です。