福島県は9月11日、中通り地域と会津地域に「ツキノワグマ出没警報」を発令した。

県は、ツキノワグマの目撃情報が過去最多のペースで推移していることや、主要なエサであるブナ等の凶作が見込まれることから、中通り地域と会津地域に出していた「ツキノワグマ出没特別注意報」を「警報」に引き上げた。
また、浜通りには7月以来となる「注意報」を再び発令した。
発令期間はいずれも12月15日まで。

2025年度に入り県内でのクマの人身被害は5件(7人)発生している。

県は「秋の行楽シーズンに入り、きのこ採りや散策・登山等で山林や自然遊歩道に立ち入る機会が増加することが予想される」としてクマ鈴やラジオの携行や、単独行動をしないなどのリスク対策をとるよう呼びかけている。

福島テレビ
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